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とある吸血鬼に仕える、眷属剣士。眷属になるよりも前の記憶を失くしていて、見た目に反しやや子供っぽい喋り方をする。炎を扱う魔法と、サーベルを使った戦闘を得意とし、戦術を考えるくらいなら手っ取り早くガンガン突っ込んで行く前衛脳。その反動か、銃や投擲武器といった遠距離タイプの武器の扱いは壊滅的。ナイフを投げようものなら、後ろへすっ飛んで行く。怪我の治りの早い眷属の体質に慢心し、出過ぎてはしょちゅう深手を負っている。 長く仕えていた主である吸血鬼が死亡し、一度契約が自動破棄、人間に戻っていた時期がある。が、人間と吸血鬼の大規模な戦争の最中、偶然出会った吸血鬼に拾われ、再び眷属として契約を結ぶこととなった。契約を破棄した際、以前の主と契約していた間の記憶が消え、戦争で戦っていたことすらも全く覚えていない。残ったのは身に覚えのない傷跡と、携帯のメモリーに入った電話帳の見知らぬ名前、見覚えのない人物の写真のみである。 繰り返す記憶喪失と、変わりやすい身の周りの環境のせいか、自身の好みや趣味といった部分での人間らしさが薄い。その中で、唯一何度自分を忘れても好みとして認識するのは甘いもの。飲食に対しての興味はほとんどないものの、甘味だけは好んで食べる傾向にある。 記憶を失くし、進むべき道を迷っている時に拾ってくれた吸血鬼たちに感謝していて、家族とまで呼んでくれることには恩を感じている。特に、現在の主でもある、「兄」と呼び慕ってくれる妹のような存在の吸血鬼に一際強く思い入れがあり、本当の家族のように接し、とても大切にしている。しかしその裏で、自身が忘れてしまった、昔仕えていた吸血鬼や眷属仲間に対する未練のような思いが未だ残っており、唯一の手がかりとなる携帯のメモリーは消せずに、現在も残されたまま。 一番はじめの記憶喪失の際、水に関わる事故にあったらしく、そのトラウマが今でも残っていて、水辺や雨といった、身体が濡れる場所、行為を極端に恐れる。一度水を意識してしまうとそちらにばかり気を取られ、まともに動けなくなることも。